修行エッセイ
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2004年8月23日(月) 空手でダイエット
空手はダイエットになるのか?
僕はこの質問を何度か女性から受けたことがあるし、「私、ダイエットに空手をやろうと思うの」という話も聞いたことがある。
そのとき僕は彼女たちに、「空手は瞬発力を使うからね、筋肉を動かすときは無酸素運動だし、脂肪を分解するのは有酸素運動だから、ダイエットにはならないよ。ダイエットするには有酸素運動がいいから、たとえば自転車を1時間以上こいだりしたほうがいいよ」と言っていた。
スポーツジムでも「ダイエットは有酸素運動」「筋肉もっこりは無酸素運動」と言っていたのがついこの間。
しかしこのとき僕はふと思った。「筋肉がつけば基礎代謝もあがるんだから、脂肪は分解しなくてもエネルギーを消費するからダイエットになるんじゃないか?」と。
基礎代謝というのは何にもしてないときに消費するエネルギーのこと。つまり、生命維持に使ってるエネルギー。寝ている間に消費するエネルギーとでも言えばいいかな。
ふとそう思っていたんだけど、実はこれが正しかったんですね。
なんと今は、「無酸素運動で1時間も2時間も体操して脂肪を燃やすのは何ヶ月もつづかない。でも、短時間の無酸素運動なら続けることができる。それで筋肉を増やして基礎代謝をアップさせる方法の方がよい」というので、今は多くのジムでこの方法をアピールしている。
なにしろ、人間が消費するカロリーの70%は基礎代謝によるものなので、残りの30%よりも、こっちを狙った方が効率的だというわけだ。
こうなると、空手もダイエットにつながるかも。